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陰陽師―安倍晴明の末裔たち (集英社新書)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 76707 位
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現代に生きる陰陽師の謎
滅んだはずの陰陽師が突然平成のメディアで復活した。この道のカリスマ安倍清明をはじめ、日本の歴史に深く関わってきた陰陽師たちの謎に満ちた役割に迫る。吉備、上原大夫。土佐、芦田主馬大夫。そして現在、高知いざなぎ流大夫は生きている。かつて日本のどこにも見られた「明治政府による神仏分離」以前の習合的教義が手つかずの形で保存されている。日本にいて、まるでアジア奥地のシャーマンたちの祈祷活動を眺めるような原初性をそなえていて、日本人の霊魂観や神聖観の問題を考えさせられるものが含まれている(雅)
陰陽道のその後がわかる!
仕事の関係で陰陽道をしらみつぶしに調べまくっていたのですが、ほかの本は平安時代の陰陽道だけ詳しく書かれており、その後の陰陽道はどうも見えてこなかったので困っていたときにみつけたこの本。 荒俣氏の本なので小説か?とお思いでしょうが、まったく違います。どちらかというとルポ本に近いと思います。この本は安部土御門家の正統派陰陽道の話も少しくらいは触れていますが、主役は地方に根付いていた民間陰陽師です。他の本とは違い、近世〜現代がバックなので、非常にいい資料になりました。実はこの時代は「天社神道禁止令」というものが出されていて、いわば陰陽道冬の時代なのです。時代に埋もれていた陰陽師の横顔が垣間見られる、貴重な本だと思います。 ちなみにこの本で紹介され!ている「いざなぎ流」は今でも高知の山奥で息づいているいわば伝統芸能みたいなものです。今でも陰陽師はいる。ということがとても身近に感じられます。
これはルポルタージュ
サブタイトルから容易に想像がつくようにこの本はルポルタージュである。それに主人公は安倍清明ではない。帝都物語で陰陽師ブームの火付け役となった(と私は思っている)荒俣宏の作品だからといって、現在でも式神を放つ陰陽師が密かに活躍しているといった内容を(私のように)期待してはいけない。今回の荒俣宏は民俗学者であり、小説家ではない。ミュージカルにもなってしまう陰陽師の世界に憧れを抱く人にはお勧めではない。研究をしたい人はどうぞ。
民間陰陽師の活躍
明治政府は神仏分離や国家神道の導入といった改革政策により日本の様々な伝統的精神世界を破壊してしまった。陰陽道もその一つである。著者は安倍晴明などのオフィシャル陰陽師とは別のルーツをもつ民間陰陽師にスポットを当て、歴史にはあまり登場しないが、現代に至るまで庶民のなかで生きたそれら職人陰陽師たちの姿を克明に描き出す。このルポを見るかぎり、もはや陰陽道の伝統が完全に消滅するのは時間の問題のようにみえる。現代社会において陰陽道が生き残っていくのは難しいかもしれないが、様々な貴重な史料が同時に失われつつあるのは残念なことである。
集英社
陰陽道とは何か―日本史を呪縛する神秘の原理 (PHP新書) 風水先生レイラインを行く 神聖地相学世界編―荒俣宏コレクション2 (集英社文庫) 風水先生―地相占術の驚異 (集英社文庫―荒俣宏コレクション) 鬼から聞いた遷都の秘訣―地震・風水・ネットワーク 陰陽師鬼談―安倍晴明物語 (角川文庫)
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