宇喜多秀家―備前物語 (文春文庫)



宇喜多秀家―備前物語 (文春文庫)
宇喜多秀家―備前物語 (文春文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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主人公は誰?

当時の宇喜多家の状況を知るという意味では意味のある小説だけど、肝心の秀家がほとんど主人公として活躍していない。 途中から、毛利家、あるいは秀吉が主人公に取って代わっていて、気がつけば秀家が登場するため、単に戦国時代の歴史を知るだけになっている。

文体は淡々として読みやすいが、悪く言えば事実をただ述べているだけとも言える。

正直、小説としてはあまり上手な文章とは言えないと思う。
歴史好きにはたまらないのでは・・・

あらゆる歴史書類を現代語に翻訳してひとつの時系列にねじ込んだかのような物語で、とにかく登場人物が非常に多く読んでいて混乱してくることがありましたが、699頁の大作なので途中で慣れてきます。私としては、もっと読みやすく理解させやすい方法があるのではないかと思いますが、それを差し引いても物語として面白いです。
宇喜多家がどのように成り上がって行ったか、そして織田豊臣徳川とどのように絡んでいったのかが緻密に描かれていて、宇喜多秀家というタイトルよりも重厚な内容です。毛利小早川島津などの西国の覇権争いからみる織田豊臣徳川の歩みとして読むのも面白いです。
野戦の能力以上に戦国時代は政治的駆け引きの時代だったのだと痛感させられました。



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